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会長挨拶

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東彼杵郡医師会は会員数約50名の比較的小規模な医師会ですが、1947(昭和22)年の設立時から創立78年目の今日まで会員が力を合わせ、地域の医療のみならず、母子保健・乳幼児健診・学校医・予防接種・介護保険関連事業など様々な保健活動に尽力して参りました。東彼杵町・川棚町・波佐見町と協力し活動を続けてこられた先輩方の高邁な志を引き継ぎ、これからもその役割を果たしていきたいと思います。

2021年からのコロナ禍は私たちの生活に大きな影響を与えました。2024年5月に感染症法上の2類相当から5類になったことで行動の制限は緩和されましたが、ウイルスの強い感染性は変わらず、基幹病院から診療所まで全ての医療機関で感染予防拡大の対策がとられ、受診のしくみも大きく変わりました。住民の皆様のご理解ご協力に感謝いたします。

さて2025年にいわゆる団塊世代が後期高齢者に達し、今後益々高齢化が進みます。入院での医療は対象が限られ施設介護を含めた在宅医療へ重心が移っていきます。2040年高齢者人口はピークに達し、医療の提供が困難になってくることが予想されています。事前にその対策を講じ体制づくりを行政や住民の皆様と協力して行っていかねばなりません。多くの方々にこの問題に関心を持っていただくよう情報発信を続けて参ります。

併せて南海トラフ地震をはじめとする各種大規模災害に備えて各医療機関ではBCP(事業継続計画)を策定し、可能な限り医療を継続するよう、また医師会事務局もいざというときに機能できるよう準備を進めています。

どんな時でも「役に立つ」活動的な東彼杵郡医師会であることを目指し日々研鑽にも努めて参ります。皆さまどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2025年5月

東彼杵郡医師会 会長 野中 直道
(のなか なおみち)

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